
本システムは、レーザースキャナやGPS、IMU、光学カメラなどの計測機器を車載し、移動しながら継続的に計測を行うシステムです。各計測機器から得られるデータを同一座標空間に展開することにより、正確な3次元点群および写真を効率よく出力できます。また、その精度を維持した複合システムとして活用するためのキャリブレーション技術が、本システムの特徴といえます。
東北地方太平洋沖地震の災害復旧や、三陸沿岸自動車の4車線拡幅測量においても、当社の技術は広く活用されており、現在注目されている新技術です。
レーザースキャナを固定した位置・方向からの計測により、計測対象物の3次元形状を任意の座標空間にて計測でき、成果は3次元座標を持つ高密度・大量の点群として得られます。また、GPSとIMUにより、移動体の位置と方向角を絶対空間座標にて計測でき、その成果は時間経過軸上の任意のタイミングにおける位置・角度として取得可能です。
さらに、360°画像カメラによる写真画像によって、現地状況などを詳細に確認することが可能となっています。