用地測量とは、道路や河川、公園、鉄道などの事業に必要な土地を取得するために、その土地の境界・面積・所有者に関する資料を作成する測量です。

 

用地測量の目的

例えば道路を拡幅する場合、

  • どの土地が工事範囲に入るのか
  • 何㎡取得する必要があるのか
  • 土地所有者は誰なのか
  • どの境界が正式な境界なのか

を明らかにする必要があります。

そのために実施するのが用地測量です。

 

用地測量の主な作業

境界確認

土地所有者立会いのもとで、

  • 隣地との境界
  • 官民境界(道路と民地の境界)
  • 水路境界

を確認します。

 

 

境界測量

確認した境界点を測量します。

測量機器としては、

  • GNSS測量機
  • トータルステーション(TS)
  • ドローン
  • レーザスキャナ

などが使用されます。

 

境界標設置

境界が不明な場所には

  • 金属標
  • コンクリート杭
  • プラスチック杭

などを設置します。

 

面積計算

境界点座標から

  • 土地面積
  • 取得面積
  • 残地面積

を計算します。

 

用地実測図作成

測量結果を図面化します。

図面には

  • 境界線
  • 地番
  • 面積
  • 構造物

などを記載します。

 

 

用地測量で作成する成果品

  • 用地実測図
  • 境界点成果表
  • 面積計算書
  • 境界点網図
  • 土地調書

これらが用地買収や登記の基礎資料になります。

 

 

用地測量は、工事を始める前に「どの土地をどれだけ取得するか」を確定するための非常に重要な測量です。道路、河川、宅地造成、区画整理などでは必ず実施される代表的な公共測量の一つです。