用地測量とは、道路や河川、公園、鉄道などの事業に必要な土地を取得するために、その土地の境界・面積・所有者に関する資料を作成する測量です。
用地測量の目的
例えば道路を拡幅する場合、
- どの土地が工事範囲に入るのか
- 何㎡取得する必要があるのか
- 土地所有者は誰なのか
- どの境界が正式な境界なのか
を明らかにする必要があります。
そのために実施するのが用地測量です。
用地測量の主な作業
① 境界確認
土地所有者立会いのもとで、
- 隣地との境界
- 官民境界(道路と民地の境界)
- 水路境界
を確認します。
② 境界測量
確認した境界点を測量します。
測量機器としては、
- GNSS測量機
- トータルステーション(TS)
- ドローン
- レーザスキャナ
などが使用されます。
③ 境界標設置
境界が不明な場所には
- 金属標
- コンクリート杭
- プラスチック杭
などを設置します。
④ 面積計算
境界点座標から
- 土地面積
- 取得面積
- 残地面積
を計算します。
⑤ 用地実測図作成
測量結果を図面化します。
図面には
- 境界線
- 地番
- 面積
- 構造物
などを記載します。
用地測量で作成する成果品
- 用地実測図
- 境界点成果表
- 面積計算書
- 境界点網図
- 土地調書
これらが用地買収や登記の基礎資料になります。
用地測量は、工事を始める前に「どの土地をどれだけ取得するか」を確定するための非常に重要な測量です。道路、河川、宅地造成、区画整理などでは必ず実施される代表的な公共測量の一つです。