主要機器 Main equipment

固定式3次元レーザースキャナー

これまでは崩落斜面などの現場作業はロープなどを使用して鳶職に委託し、作業していました。これからは3Dスキャナにより非接触で現場の三次元計測が安全に作業できます。
3次元座標を持った細かい点群データ 画的に3次元データを取得

3D(3次元)レーザースキャナーは、現在、注目されている3次元測量機で、測定対象物に触れることなく、レーザーによって地形や構造物などの対象物の3次元座標(点群)データを瞬時に取得することができる測量機です。

これまでの「単点」での測量とは違い、点群データの高精度・連続高速取得によって「面」的に3次元測量が可能となり、様々な分野で応用されています。

また、視覚的に確認可能な対象物を非接触で3次元測量が出来るため、崩落斜面などの危険な測量エリアにおける測量が安全に高精度に実施出来ます。

3Dレーザースキャナー測量によって、構造物の出来高計測や、トンネルの内空断面変位計測、遺跡や災害、事故現場での記録計測などが安全に効率的かつ効果的に作業が可能となります。

データはシンプルなXYZテキストのため、保存、加工が容易に行え、データを蓄積し情報化することができるため、様々な対象について維持管理分野のためのデータ取得に活用することができます。

弊社3Dスキャナーの仕様

ロングレンジ ハイスピード3Dレーザースキャナー RIEGL VZ-2000i

計測レンジ 最大2,500m
スキャニング速度 500,000/秒
精度 5mm
LAN 無線LAN内蔵
カメラ カラーカメラ内蔵
重量 9.8kg

スキャナーで得られるデータとは?

スキャナーにより得られる基本データはカメラによる画像データおよびスキャニングによる3D点群データの2種類です。点群データに画像上の色情報(RGB)を取り込むことにより、リアルな点群データを得ることができます。

カメラ 画像データ レーザー 3D点群データ カラー3D点群データ GIS-1500 3次元レーザースキャナー

3Dレーザースキャナー利用例

1.地形図作成(斜面などの崩落現場や、車道上など、
現場はどこでも可能です。)

  • 現況測量(二次元CAD化)
  • 現況測量(三次元CAD化)

2.路線測量(斜面などの崩落現場や、車道上など、
現場はどこでも可能です。)

  • 縦横断図作成

3.変状計測及び変位計測

  • 橋梁(構造物)等の変状調査(傾き・辺長計測)
  • 定期観測による盛土量などの管理

4.現況保存技術

  • 3次元データによる現況 データの保存(文化財等の調査)

5.アニメーション等の作成

  • 景観・観光アニメーション作成

3Dレーザースキャナー計測サービスの開始

3Dレーザースキャナー計測は、様々な利活用がありますが、システムが高価なために、一般的な測量作業において、普及があまり進んでいないのが現状です。
そこで、弊社は東北管内における測量事業者または民間向けの3Dレーザースキャナー測量の計測サービスを開始致します。

計測サービス作業量(1計測1日30万円(旅費・交通費は別途))

  • 360°スキャン(スキャナーより100mの位置で10cm密度計測) 2測点
  • 標準は2測点の計測データを合成した三次元カラー点群データを納品(ビューア付)
  • 目的に合わせた最適な計測手法のご提案致します。
  • 基準点測量と水準測量及び測点数の追加は別途見積
  • 計測後のデータ加工(フィルタリング・地形図作成・縦横断図作成)は別途見積

※正式な料金については、具体的な内容をご相談の上提示させていただきます。

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